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お口の二大疾患といわれる「虫歯」と「歯周病」は、歯の表面に強固に付着した細菌の塊「オーラルバイオフィルム」が大きな原因です。このバイオフィルムができないように、歯ブラシや歯間ブラシなどを使って、毎日正しいプラークコントロールを行うことが重要です。しかし、ご自身で行うセルフケアだけでは、歯磨きの方法一つとっても自己流になっていることが多く、除去しきれないプラークがありますので、やはり十分とはいえないのです。 そこで、毎日の「セルフケア」と同時に重要となるのが、定期的に歯科医院で受診する「プロフェッショナルケア」です。「セルフケア」だけでは、どうしても取りきれないプラークを除去したり、歯周ポケットの中のバイオフィルムや歯石を除去したり、正しいブラッシングを身につけるためのアドバイスを受けるといった、専門家による予防処置を受けることで、虫歯や歯周病の発生や進行が防げます。歯の治療にだけ歯科医院に行く方と比べ、定期的に歯科医院で予防処置を受けていた方は、歯の寿命が3〜9倍も長いという研究結果も出ています。健康な歯を保っていくために、毎日の「セルフケア」に加えて、定期的な「プロフェッショナルケア」をおすすめいたします。
歯科衛生士 丸島有里子
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
専門家による機械的歯面清掃(PMTC)とは予防看護婦、歯科衛生士のように特別に訓練を受けた専門家により、器具とフッ化物入りのペーストを用いて、すべての歯面の歯肉縁上および歯肉縁下1〜3mmのプラークを機械的に選択除去する方法である。PMTCには歯石除去や深い歯肉縁下プラークの除去も含まれるが、これは一般的に「スケーリング」と呼ぶ。ここではスケーリングを含まない専門家による機械的歯面清掃をPMTCと称する。
Per Axelsson
臨床予防歯科の実践より
PMTCの虫歯、歯肉炎に対する効果
1971年にスウェーデンで行われた調査
専門家による入念な歯面清掃と口腔衛生指導を2週間に一度行うという口腔衛生プログラム下におかれた学童には歯肉炎も虫歯もおこらないという仮説が正しいかどうか調べることを目的としていた。カールスタット市内の同じ小学校に通う216人の学童が選ばれた。年齢は7才〜8才、10才〜11才、13才〜14才この学童を実験的な管理下においた実験郡と対象郡の2つに分けた。4年間の期間中、実験郡は予防歯科の衛生士からPMTCを受けた。最初の2年間彼らは年16回のPMTCを受けた。その後年に4〜6回に減らされた。一方、対象郡は年1回、虫歯があれば治療し、通常の治療を受け、「バス法」による歯磨き指導を受け、年10回のフッ化物入りの 含嗽液による 含嗽を行った。
この4年間に発生した虫歯の病変は実験郡では、たった61面、一方対象郡では941面であった。
PMTCをすることにより健康なお口を生涯維持出来ます。