お知らせ

歯科医師のモラルとは

昨日は東京都知事の舛添氏が公私混同問題で辞任を発表したところです。

知事は税金を使って公務をしているのでモラルを問われるようなお金の使い方で政治生命まで終わりになってしまいました。

恥ずかしい限りです。

世の中一般のことでもモラルを問われるようなことは多く見かけられます。

国道のグリーンベルトにはペットボトルのゴミが散乱していてます。

軽傷なのに救急車をタクシー代わりに使う人。

居酒屋の予約をしたのに平気でドタキャンするサラリーマン。

スーパーで万引きする客。

ショッピングモールのトイレットペーパーを持って行ってしまう主婦。

歯科医院で一時間の予約を取っておきながら、「仕事が入ったからキャンセルします」と平然という人。

診察をするまでに3時間も4時間も待たせる医者。

そこで、歯医者のモラルについて考えて見ました。

以前、患者さんからこのような話を聞いたことがあります。

その患者さんが通っていた歯科では、詰め物や被せものが古くなると定期的に変えることを勧められるということでした。

私はこの話を聞き、歯科医のモラルを疑いこのような方がいること自体、信じられませんでした。

ここの歯科では詰め物や被せものなどは消耗品なのでスキマができてしまうのでやりかえることが必要だという考えだそうです。

全くナンセンスで歯科の治療は一度行われたら、できるだけそのままの状態で維持できることを目指して、私たちは研修会や学会に出席して日夜努力しているつもりです。

私は治療をする時は息を詰め、魂を入れて全身全霊で治療しています。

それを「やりかえることが大事です」なんて言われたら?「何をか言わんや」です。

何故、このようなモラルがない歯科医師が出来るのかというと、余りにも安い保険診療の影響でしょう。

保険では、質は問われないので量をこなそうとします。その結果、品質が最低のものが生産され、患者さんの価値観、歯科医師の価値観もどんどん落ちていきます。

そして、歯科医師の経済的な都合で、インレーやクラウンが保険でただのような値段でやりかえられるのです。

歯科医療はお代わり自由のドリンクバーではないのです。

自動販売機でコインを入れればクラウンが買えるのではないのです。

何十年という時間を患者さんと共にいつまでも美しく健康にお口の中で機能し、全身の健康を支え、命を支えるものです。

先日もこのように患者さんが言っておられました。

「クラウンが時間がたったので合わなくなってスキマが出来たのでは?」

そうじゃないのです。初めから適合したなかったのです。初めからスキマが空いていたのです。

今日は休日なので、自宅に技工物が届きました。

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箱の包装がいつも美しいのには関心します。

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こちらのゴールドクラウンはほぼ完璧な仕上がりで、技工師さんの倫理観、技術力も最高です。

このような仕事は手前味噌ですが、うわべだけの技術力だけではないのです。

人間としての力がないと達成できません。

日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝

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