お知らせ

2017.04.25

歯が原因で上顎洞炎(蓄膿症)になる

上顎の根の先端部は空洞になっていて副鼻空と呼んでいます。そこに感染が及ぶと炎症が起きて膿がたまります。

これを歯性上顎洞炎(蓄膿症)と呼びます。蓄膿症というと鼻の病気と思う方は多いと思いますが歯が原因でも起こるのです。

歯の中の根管治療に失敗すると、つまり歯の中の根管に細菌を入れてしまうと根の先に膿がたまります。これが上顎洞の粘膜に波及すると歯性上顎洞炎を起こすという訳です。

こちらの患者さんの歯の根管治療は適切に行われていなかったので歯性上顎洞炎(蓄膿症)を起こしていることがCT画像で観察されます。上顎洞の面積の半分位上顎洞粘膜が肥厚していてレントゲン上ではすりガラスのような像を見ることが出来ます。

また、根の先に認める膿と上顎洞粘膜が連続している状態がCT像で観察されます。

 

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治療方法は根の中を無菌的にする根管治療がまず、行われなければなりません。

ただ、このような場合の根管治療の成功率は100%ではありません。

世界的な文献を総合すると7割位の成功率と言われて居ます。

もし成功しないのならば、意図的再植術という方法で対処します。

このようにCTを撮らないと歯性上顎洞炎の診断は出来ません。

日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝

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