お知らせ

2018.10.28

インプラントの型取り

大分、秋らしい気候になってきました。クリーニング店から冬物のジャケットやコートが帰ってきて今年も残り2ヶ月になりました。

最近のインプラント上部構造はCAD/CAM(3Dプリンターのようなものです)で一気に作成されるのでインプラントのクラウンブリッジの精度は模型作りの正確さが命となります。

精度の悪いインプラント上部構造はイ⭕️⭕️の家具のように、こちらの木ネジを締めるとあちらの木ネジが締まらなくなったりクラウンがギッタンバッコンしますがインプラント補綴は完璧なフィットが求められます。このことはとても重要でどこまで適合してフィットしていれば良いのかという明確な答えはありません。インプラントというとどうしても外科的なことばかり注目されがちですが、上部構造である補綴物の構造は重要で完璧な適合が求められます。

インプラントの型取り、専門用語で印象は写真のようにアバットメントインプレッシンピックアップという専用の器具を使用して行います。

その時に重要なことは骨の中に埋入された杭、チタンの釘みたいなものですが専門用語でFixtureと言います。

これらの位置関係が寸分の誤差がないように間接模型に再現されなければなりません。

その正確さのためにラダーフレームという金属のハシゴのようなもので固定が必要になります。

上から見るとこんな感じです。

このハシゴのようなラダーフレームとアバットメントピックアップを樹脂(パターンレジン)で固定して型取りします。

このラダーフレームを作成するために既にこの模型作成の前に型取りをしてもう一つ石膏模型を作成しています。

つまり、この石膏模型は2回目の模型ということです。

患者さんには2回型取りをさせてもらっています。

患者さんには時間的にも大変ですが、この2回型取りをするといことはインプラント補綴にとって重要になります。

先日は患者さんからクレームを言われました。「型取りを2回もして合わないなんておかしいいんじゃないか?」と。

十分に説明したつもりですが専門的すぎて理解不能なのか?

歯科はえらい難しいものなのです。

ちっとやそっとでは完璧な適合など得らない。

しかし、完璧な適合なしではインプラントは失敗に終わります。

見た目は細かく小さいですが何十階というビルを建てるということと同様の緻密さ精度が要求され、その誤差が肉眼では判定出来ません。

吉川 英樹 拝

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