ソケットリフト法

ソケットリフト法 超音波を使用して上顎洞に骨が出来ました

5カ月前にサイナスリフト・上顎洞底挙上術をした症例をご紹介致します。上顎骨の内部には上顎洞と呼ばれる大きな空洞が存在します。
この空洞は様々な要因がきっかけとなり、拡大する傾向を持っています。
さらに、歯がなくなると歯槽骨も吸収しますので、上顎においては歯槽骨側と上顎洞側から骨吸収が進行することも少なくないのです。
そこで、膨らんできた上顎洞に移植骨や骨補填材、最近ではインプラント本体の一部を挿入して、上顎洞の底部分を押し上げる技術が開発されました。これが上顎洞底挙上術です。

サイナスリフトにはウィンドウテクニックとソケットリフト法の2つの方法があります。
今回はソケットリフトを選択致しました。
インプラント窩を形成後、オステオトームという棒状の器具をマレットで叩いて、上顎洞骨底部を骨折、上顎洞粘膜を挙上させて新たに骨高径を獲得する方法を言います。
しかし、マレットによる槌打は、頭部への衝撃が強く、決して優しい方法とは言えないでしょう。
また、マレットで叩く時に上顎洞の膜を破いてしまうリスクがあります。

そこで、ピエゾエレクトリック・超音波の器械の登場です。
超音波の周波数で骨は削ることが出来ますが軟組織には作用しないので、上顎洞の膜は破けません。こちらの患者さんは上顎第1小臼歯、第2小臼歯、第1第臼歯、第2大臼歯の4本が欠損しています。

上顎右側第1小臼歯部

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第2小臼歯部

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第1大臼歯部

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第1小臼歯部は上顎洞までの骨の高さが9mm位ありましたので通法通りインプラントを埋入出来ました。
第2小臼歯部、第1第臼歯部は1~3mm位の骨の高さしかなくソケット部(歯槽堤の頂上)からピエゾエレクトリックを使用して、水圧にて上顎洞粘膜を挙上して骨補填材とCGFをそこに入れました。

第1小臼歯、第2大臼歯部は通法通り、骨移植なしにインプラントを埋入致しました。

術後の5ヶ月後のパノラマ写真

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骨を作ったところにはこれから、インプラントを埋入します。

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