9月になり少しは涼しくなりましたね。

 

先日、治療ユニットから水漏れが起こり床が反ってしまったので9/22から工事です。

その間、診療室の床が盛り上がっているところがありお気をつけ下さい。

 

ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

 

さて、根管治療の症例をご紹介致します。

こちらの患者さんは、17年前に神経を取る治療、抜髄を受けましたが2週間前から物を咬むと痛いという訴えでした。

 

レントゲン写真を撮ると根尖が黒く写り、膿が観察されました。このブログでも何回も話題にしているように、これは根管の中に細菌感染が起こりその結果、歯の周囲組織に炎症を起こすもので専門用語では根尖性歯周炎と言います。

 

体の内部に炎症があり膿が溜まっていたら良いわけはありませんね。

 

患者さんとお話しをしていると、この原因についてご存知ないことが多く知って頂きたいと切望します。

 

これは医原性の疾患なのです。ぜひ私のホームページの根管治療のコンテンツをご覧下さい。

患者さんが悪いのではないことがご理解いただけると思います。

 

根管治療終了後、膿は消え見事に骨が再生し患者さんの症状も改善いたしました。

 

 

このように虫歯治療に失敗しないためには

1マイクロスコープを使用して精度の高い治療をする。

2根管治療をするときは無菌的処置が重要。根管を無菌的にするための洗浄・消毒が重要。

3滅菌された器具、機材を使用することは言うまでもありません。

 

吉川英樹 拝