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私は全ての治療に顕微鏡を使用しています。顕微鏡を常に使用して治療していることを密かに自負しています。

 

特に根管治療をする時には顕微鏡が不可欠で、虫歯の治療で顕微鏡を使うと100倍の情報が目から入って来る。

 

こちらの患者さんは、虫歯が深くなり神経を除去し、根管を消毒し、洗浄しているところです。

 

上の写真の倍率は、3.2倍です。

順番に拡大した写真を載せていきます。

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5倍です。

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8倍です。

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12.5倍です。すごく良く見えるでしょう。患者さんに動画をお見せしながらこのような虫歯の治療、根管治療をすると皆さんびっくりします。

 

このように拡大することにどのような意味があるのでしょうか。

 

肉眼で治療する時には、ただの歯医者が顕微鏡を使用すると「名医」、「名人」になれます。

 

歯科医師として身をたてているからには患者さんには名医として認められたいし他の歯科医に見られても恥ずかしくない治療を私はしたい。また、患者さんとためにもなりたい。

 

そのためには顕微鏡は絶対に必要です。

 

しかし、これには相当の覚悟が必要です。

 

治療時間が一般的な日本の歯科医師の数倍かかります。

時間が数倍かかっても保険制度の下では評価がなく数千円程度の治療費です。

経営を維持するためには患者さんに自由診療を選んで戴くことが必要になります。

 

このような議論は世間では余り聞いたこともないし、このことをもっと皆様に知ってもらいたい。

 

 

日本歯周病学会歯周病専門医 吉川英樹 拝